2013年12月4日水曜日

賃貸か?所有か?リタイアメントを考えると・・・(前編)



誰にでもいつかは来るリタイアメント。

その時になって慌てないために、早めに自分のリタイアメントの準備を進めることが大切です。
安心できるリタイアメント生活を送るために最も大切な要素は2つ、健康管理と資産管理です。

資産の中でも不動産は最も大きなものの一つです。
今回私はプロの観点から、不動産を活用した資産管理についてお話したいと思います。 
所有であろうと賃貸であろうと誰でも住む場所は必要です。
所有か?賃貸か?この選択の決め手となるのはそれぞれのメリット、デメリットです。
人口減少に転じる日本では住宅価値が購入時の価格から目減りしていく物件が多く、「価値の下がるものへ投資はできない」と賃貸を選択する人が増えているのも頷けます。
カリフォルニアの住宅はどうでしょうか?
30年前(1983年)の一戸建て物件の中間価格は$114,370でした。
それが現在(2013年10月時点)$427,290と資産価値は3.73倍に大きく上昇しています。
(情報源:カリフォルニア州不動産協会)

つまり、30年前に20%の頭金で$114,370の家を購入したと仮定すると、$22,874の元手で$312,920の利益を生み1,368%の投資効率という計算になります。
そしてご夫婦の自宅物件であれば、そのキャピタルゲインへ課税も無い*という夢のような資産形成が起こっています。
(*注:”Self-directed IRA”についてはまた別の機会にお話します。)
この30年間で家賃も同等の上昇があったと仮定すると、月$1,000だった家賃は月$3,730へ増大し、30年間支払った金額は全く自分の資産になりません。
また、ローンと異なり家賃には「終わり」がありませんので、支払いは永遠につづき、その額はこれからも上昇をつづけます。
誰でも必要な住む場所、それを所有するか賃貸にするかは、リタイアメント生活へ想像を超える違いを生み出すことになります。
後編に続きます。

0 件のコメント:

コメントを投稿